資金繰り表について
2015-07-09
先月弊事務所にて資金繰り表の勉強会を開催しました。
勉強会が、とても好評で盛り上がりましたので
今回から何回かに分けて資金繰り表についてお話したいと思います。
今回は資金繰りについてお話したいと思います。
①資金繰りとは
資金繰りとは、予定されている代金の支払いと、代金回収のタイミングの予測を行い、
会社の資金がマイナスにならないように、資金の残高を管理したり
資金をやりくりすることをいいます。
例題
2015年7月1日にA社が会社を立ち上げました。
開業時の会社の資金は0円とします。
A社は7月2日に70円で商品を仕入れ、
その商品を7月10日に100円で売ったとします。
会社経営では、A社という会社が
2015年の7月10日にB社に100円の商品を売り上げた場合でも
会社に実際にお金が入ってくるのは2ヶ月後の9月1日にというように
売上の日と入金の日が一致しないことが通常です。
またA社は8月1日に仕入れに関する70円を支払わなければならない場合、
7月中に銀行等で支払のためのお金70円を確保しなければ、会社は倒産してしまいます。
A社の7月の成績は売上高が100円で仕入高が70円なので100円-70円=30円
で30円の利益が出ていますが70円を確保できない場合、会社倒産してしまいます。
これを黒字倒産といいます。
黒字倒産については「バックナンバーの利益が出ているのに倒産」を読んで見てください。
このように会社の資金の不足を防ぐために資金を確保することを、資金繰りといいます。
この資金繰りを上手に行うために、資金繰り表を作成すること有効です。
続きは次回お話したいと思います。