すまい給付金とは
2020-01-27
住宅購入時の税制上の優遇処置として「住宅ロ-ン控除」
がありますが、この制度は申請者が納付した税金以上は
税金が還付されません。そのためある程度の年収がないと
住宅ローン控除のメリットを十分活かせません。
そこで手当された制度となります。
【1】すまい給付金とは
年収が一定額以下の方向けに、住宅を買ったときに現金を支給する制度。
【2】すまい給付金を申請できる条件
(1)年収基準
①購入した物件の消費税が8%の場合・・・年収額の目安が510万円
②購入した物件の消費税が10%の場合・・・年収額の目安が775万円
ただしこの年収は、配偶者に収入がなく、中学生以下の子どもが2人
の世帯の場合の金額なので、家族構成などによって多少増減します。
(2)住宅ローンを利用すること
ただし50歳以上かつ年収650万円以下であれば利用なしでも申請できます。
(3)自らが居住すること。
(4)床面積が50㎡以上であること。
(5)一定の品質が担保された住宅であること。
【3】給付金額
令和元年10月1日の消費税率(国・地方)10%への引上げに伴い、
「すまい給付金の給付額が最大30万円から最大50万円に拡充」されました。
具体的には購入した物件の消費税が8%の場合は最大30万円、
購入した物件の消費税が10%の場合は最大50万円となります。
金額は申請者の年収に応じて変わります。
【4】実施期間
令和3年12月までに引渡され入居が完了した住宅を対象に実施しています。
【5】申請方法
取得した住宅に居住した後に、給付申請書に必要書類を添付して申請する
ことが必要です。申請は、全国に設置するすまい給付金申請窓口への持参
又はすまい給付金事務局への郵送により行うことができます。
自分で申請しないとメリットを受けられません。対象者の方は確認しましょう。
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