クレジットカ-ド納税
2017-02-27
2017年1月4日から国税30種類
の支払いについてクレジットカード
払いができるようになり、詳細を確認しました。
【1】支払方法
①国税クレジットカードお支払いサイト
国に納める税金をクレジットカ-ド
で支払う為の専用サイトが
オ-プンしました。
②限度額
原則1000万円未満であれば納税可能です。
(カ-ド限度額の範囲内ですが)
③手続き
1)申告手続きを済ませる。(申告)
2)申告書の控えを用意する。
3)クレジットカ-ドを用意する。
4)国税クレジットカ-ドお支払いサイト
にアクセス。
5)サイトの指示に従い手続き。
【2】対象税目
・ 申告所得税及び復興特別所得税
・ 消費税及び地方消費税
・ 法人税(連結納税を含む)
・ 地方法人税(連結納税を含む)
・ 相続税
・ 贈与税
・ 源泉所得税及び復興特別所得税(告知分のみ)
・ 源泉所得税(告知分のみ)
・ 申告所得税・ 復興特別法人税(連結納税を含む)
・ 消費税・ 登録免許税(告知分のみ)
・ 自動車重量税(告知分のみ)・ 印紙税
等 合計30種類の税目
また、上記の本税以外にも附帯税
(加算税、延滞税等)の納付も可能です。
(附帯税のみの納付も可能です。)
【3】利用可能カード
利用できるクレジットカードは、
以下のいずれかのカ-ドです。
Visa
Mastercard
JCB
American Express
Diners Club
TS CUBIC CARD
【4】メリット
①ネット上で24時間手続き可能
②カ-ド会社のポイントが付与される
③回数指定による分割払いも可能
④法定納期限内に納付手続が完了していれば、
クレジットカード利用代金の引き落とし日
が法定納期限よりも後になった場合でも
延滞税等は発生しません。
【5】デメリット
①領収証書は発行されません。
②クレジットカード納付をしてから、
納付済の納税証明書の発行が可能となるまで、
3週間程度かかる場合があります。
③納付手続の取消しはできません。
④納付税額に応じた決済手数料がかかります。
(最初の1万円までは76円(消費税別)、
以後1万円を超えるごとに76円(消費税別)が
加算されます。)。
【6】ポイント還元率と決済手数料
納税額の0.82%が手数料となりますので0.82%
を超えるポイント還元率のクレジットカード
でないと損をするという事になります。
逆に還元率が1%を超える
クレジットカードで支払いができれば、
その差額分はプラスになります。
【7】手続上の注意点
①毎回の手間
納税の振替納税(口座からの自動引き落とし)
とは違い、納税の都度専用サイトにアクセスして
納付手続きをしなければなりません。
毎回手間が掛りますが忘れると、期限後納付
となり罰金が生じます。
②口座残高
こちらは振替納税と同じですが、
引落し日に残額がないと未納となって
しまいます。
出来れば専用口座を用意して必要額を
事前に入金しておくことが大事です。
【8】総括
クレジット納付は国税だけでなく
地方税でも対応税目が増えてきています
決済手数料・カ-ド限度額・ポイント付与
そして手間を考え自分自身で手続可能
な場合はぜひ試してみましょう。