起業コラム

信用保証制度について

2015-04-14

融資を検討しはじめると「信用保証協会付融資」等、耳慣れない言葉に出会うと思います。

今回は、この信用保証制度についてお話ししたいと思います。

①信用保証制度とは

信用保証制度とは、中小企業者が金融機関からの融資を希望する際、
信用保証協会が「公的な保証人」となり、金融機関から融資を受ける
しくみです。

この信用保証協会とは、信用保証協会法という法律により信用保証業務を行う
公的な機関です。全国で51協会あります。(東京は、東京信用保証協会です。)

 

②信用保証制度のメリット

・資金調達がスムーズになる

金融機関にとって、信用保証協会が保証してくれる融資は、
たとえ中小企業者からの返済がなくなったとしても、信用保証協会が
融資額を代位弁済してくれるという有難いものです。

よって、信用保証協会の保証がついている融資は金融機関側から見れば
リスクが少ない融資のため、融資の決済が通り易く、
中小企業者にとっては、資金調達がスムーズになります

 

③信用保証制度のデメリット

・保証料の支払いが生じる

公的制度といえども保証料を支払なわなければなりません。
約年利0.5~2%ほどです。(詳細)

・一時的立替払なだけ

信用保証協会による信用保証制度は、あくまで代位弁済(一時的立替払)です。
よって、中小企業者が返済できなくなった時は、一時的に金融機関への支払いを
立て替えてくれますが、中小企業者は今後、信用保証協会に返済しなければ
なりません。

 

④利用できる企業・業種

業種によって異なります。

例えば、サービス業の場合、
資本金5,000万円以下または従業員100人以下の法人です。(詳細)

 

⑤体系


信用保証制度は、中小企業者・金融機関・信用保証協会の三者で成立しています。
これは大阪信用保証協会のHPから取ったものですが、
体系がわかりやすく掲載されています。

 

このように、今後、信用保証協会付の融資を検討される場合は、
金融機関が申込窓口なっていますので、まずは、金融機関にご相談されることを
お勧めします。

 

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