税務調査とは
2014-09-29
今回は、税務調査について考えてみます。
税務調査とは、
会社の申告納税が正しく行われているかどうかを、
税務署の職員が直接会社に来てチェックするものです。
総勘定元帳※と領収書・請求書は、
必ずといっていいほどチェックされます。
領収書・請求書などを日頃から整理保存するのは、
税務調査に備えるためでもある訳です。
※会社の営業活動(取引)が記載された帳簿
会社の側から考えると、
勝手にフトコロを探られて、
挙句の果て、追加で税金を納めなければならないのか
という悪い印象を持つことも最もだと思います。
なぜなら、税務調査は、
ある程度強制力を伴ったものだからです。
質問検査権といわれるもので、
税務署の職員は、納税者に対して、
その申告内容について質問する権利を持っているのです。
それに対して、納税者は、
その質問にきちんと答えなければなりません。
税務調査というと、
“追加で税金を徴収しに来る”という印象が強くなりがちです。
ただ、主な目的は先程も述べたように
申告納税が正しく行われているかどうかをチェックすることです。
つまり、裏を返すと、正しく行われていれば、
追加の税金なし、という結果になることも勿論あります。
また、税務調査には、
経理上の間違いや経理の方法を指導するという性格もあります。
たまたま経理の間違いがあっても、
間違いの内容が軽微なものだと判断されれば
修正まではせずに“指導”ということで済ませることもあります。
税務調査の目的は、
以上のようにチェックすることそれ自体なので、
適正に申告納税をしている場合は恐れることありません。
税務調査の本来の目的をきちんと理解して
適切な対応を心掛けましょう。