労働保険とは
2015-06-26
会社経営をしていると、
必ず直面する問題の一つに社会保険があります
社会保険には、「広義の社会保険」と「狭義の社会保険」があります。
今回は、労働保険について考えます。
なお、労働保険に加入する事業所は、
形態が法人か個人かは関係なく、一定の条件に当てはまると対象になります。
●労災保険
内容
仕事中や通勤中の怪我や病気の治療費に対する保険です。
怪我などにより働けなくなった期間の収入の補償などにも使われます。
加入対象者
ご家族以外の他人の従業員が一人でもいたら加入は義務になります。
アルバイト・パートだけでも加入しなければなりません。
未加入期間中の労災事故については、
厳しいペナルティが発生することがあります。
●雇用保険
内容
労働者の失業時の給付が最も知られています。
失業の予防や労働者の能力開発及び向上など、
雇用関係全般に幅広く使われています。
加入対象者
以下条件の両方を満たした従業員がいると加入は義務になります。
①31日以上引き続き雇用されことが見込まれる
②週の労働時間が20時間以上
注意しなければならないことは、
アルバイト・パートであっても、
2つの条件を満たすと加入させる必要があるということです。
労働保険は、会社と従業員を守るための重要な保険です。
内容や条件を十分理解した上で、適切な対応をする必要があります。