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「生き方」という本を読みました

2010-01-14

日航再建のキーパーソンとして稲盛和夫京セラ名誉会長の名前が挙がっています。
たまたま、この正月に稲盛会長の著書である「生き方」という本を読みました。

自己啓発本というジャンルの本がたくさん出版されていますが、この「生き方」という本は、言わばその基本書といったところでしょうか。
生きていく上での心の持ちようが、御自分の体験談をまじえながらとても丁寧に書かれています。

人間として正しい行いに努めること、一生懸命働くこと、利他の心、感謝の気持ちを忘れないこと…などなど、書いてある内容は小学校の道徳にでてくるような本当に基本的なことです。
しかし、これらのことを日々実行して人格を高めつづけてきた著者の言葉だからなのでしょうか、心の奥底まで深く響いてくるのです。

中でも印象に残った話は、松下幸之助さんのダム式経営の講演を聴いたときの話です。
まずは思うことが大切。そしてそれは生半可にではなく、すさまじく強烈に。
出来る出来ないを現在の能力をもって判断してしまっては、新しいことや困難なことは何も成し遂げられません。
未来の自分ができるようになるように、一歩一歩積み重ねていくのだそうです。
その為には思いの火を絶やさないこと。

正月という1年の目標を考えたりする時期に読んだこともあって、ひときわ心に染みた気がしました。
善悪の判断基準が揺らいでいたり、自分さえよければいいというような事件が相次いでいる昨今ですが、そんな時代に何度も何度も読み返したい本だと思います。

神庭

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