先日テレビを何となく見ていたらＮＨＫのＷＯＮＤＥＲ×ＷＯＮＤＥＲという番組で「アリューシャンマジック」という題名の番組がやっていたので見ていました。内容はと言うと、どこからともなく現れ、わずか１時間足らずの間に見渡す限りの海原を埋め尽くす海鳥の大群。その数、何と１０００万羽が一斉に集まる現象で地元の漁師も「聞いたことはあるが実際に見たという人を聞いたことが無い。」と言うような伝説のような話で世界初のスクープ映像という事です。しかも海鳥以外にも魚のニシンや絶滅危惧種のアホウドリ、そして圧巻だったのはザトウクジラがおよそ５００頭も集まってくるというので、自分も初めてその映像を見ましたがそれは本当にこの世のものとは思えないような凄まじい光景でした。なぜこのような事がおこるのか？それには色々な偶然の重なりがあるというのです。

 

　アリューシャン列島というのはアメリカのアラスカ半島からロシアのカムチャッカ半島にかけて東西に約１９３０㎞にわたって孤を描くように伸びる列島でこの列島は火山でできていてここから流れるミネラル分を多く含む水が海に流れ、列島の南北に寒流と暖流が流れ島と島の間で交わると渦を巻き海底の栄養分が海面に浮きあがってくるため大量のプランクトンが発生し、それを求めて小エビの様なオキアミという生物が大量に現れそれをさらに求めて海鳥のミズナキドリが集まりさらにニシンやクジラの群れが集まってくるというまさに食物連鎖の映像

を見ることができるすごい映像でした。とにかく見ていただきたいです。

 

http://www.nhk.or.jp/wonder/program/48/trailer.html←映像を見たい方は参考にして下さい。

 

 

 

 

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　山口会計　　清水