先週末からバンクーバーオリンピックが開幕しました！
幸先よくスピードスケート男子500ｍで長島圭一郎選手が銀メダル、加藤条治選手が銅メダルを見事獲得しました！

どちらも日本電産サンキョーという企業に所属している選手です。
この日本電産サンキョーという会社、電子部品を製造している会社で、その技術をスケートの刃の製作にも生かしているのだそうです。
赤字続きだった時期もあったそうですが、それでもスケート部を廃止にせずに支えたそうです。
今回の結果は選手の努力の成果であることは間違いないのですが、会社の応援が少しは選手の心の支えになったのではないかとニュースのインタビューに答えていた社員の方の言葉が印象的でした。
きっと今度はスケート部の頑張りが会社の支えになることでしょう。

さて、今回のメダル獲得を受けて、銀メダルの長島選手には1,000万円、加藤選手には600万円の報奨金を会社が支払うことを決めたそうです。
そこで、会計事務所職員の悲しいサガとして、気になってしまうのは税金。
せっかくなのでこの報奨金の税金は免除してあげたいという気持ちはヤマヤマです。
しかし残念ながら、会社からの報奨金には所得税が課税されてしまいます。

ただし、他にも一律にJOC（日本オリンピック協会）から金メダル→300万円、銀メダル→200万円、銅メダル→100万円の報奨金が支給されるそうなのですが、これは非課税になるのだそうです（措41の8）。
原則的には報奨金は課税されるのですが、JOCからの報奨金は特別に法律で非課税と定められているのです。
このように特別に非課税とされているものには、他に宝くじの当選金やノーベル賞の賞金などがあります。

注目のフィギュアスケートも始まりましたし、今大会は何個のメダルを獲れるのでしょうか？
メダルラッシュとなれば、報奨金で日本の税収が上がるかもしれませんね(笑)
な～んて、それはともかく、メダルが獲れても獲れなくても、停滞気味の日本に元気を与え、また世界の平和に繋がるような素晴らしい大会になればいいですね。

神庭