ハゲタカ
2009-07-01
先日映画館の前を通りかかったら、ちょうど観たいなぁと思っていた映画の上映時間だったので、
フラっと観てしまいました。
本当は、税理士試験前で勉強しなくてはならないのですが…(汗)
何を観たかと言いますと、「ハゲタカ」という題名の映画で、
数年前に放送されて好評であったNHKドラマの続編として映画化された作品です。
今回は、その後のサブプライムローンの破綻、リーマン・ショックと世界的不況、
金融危機が取りざたされている環境を織り込んでの映画化でした。
公式HP↓
http://www.hagetaka-movie.jp/index.html
NHKドラマのときもそうでしたが、この映画には現代社会に対する辛辣なメッセージが
たくさん込められていました。
日本的経営とは? 合理化経営とは?
経営者とは? 労働者とは?
会社とは? 株主とは?
お金とは? 夢とは? 希望とは?
様々な対比の中でこのようなことがずっと問われ続けられていたような2時間ちょっとの上映時間でした。
お金がなくては生きていけないわけでお金のために働くのですが、決してお金のためだけに働いているのではない。
生きるという中で、それぞれの境遇がありそれぞれの理想があって仕事に打ち込んでいます。
映画の中でも、様々な立場の人物が登場してきます。
私たち観る側も、経営者であったり、労働者であったり、様々な立場から観ますが、
観る人によって、感じるものや印象に残る部分などは全然異なるのではないでしょうか?
中身が重厚すぎて、私は1度観ただけでは消化しきれなくていつかもう一度観たいと思うのですが、
きっと2度目を観たら違う部分が心に残るかもしれません。
「何のために働くのか?」
働く意味を考えさせる映画です。
是非是非、たくさんの働く人、これから働く人に観てもらいたい映画でした。
神庭