三沢光晴
2009-06-24
先日、プロレス団体NOAHの三沢光晴さんが試合中の事故で亡くなりました。
あまりプロレスには詳しくない私ですが、大変人柄が良くたくさんの人に慕われていた方だという話は知っておりました。
そんな三沢選手ですが、今回の報道などではじめて、NOAHのスター選手であると同時に一中小企業の社長として様々な苦悩を抱えておられたということを知りました。
今年3月頃に民法のテレビ中継が打ち切りになり、大きな収入源であった放映権料もがなくなったことで、経営は一気に苦しくなったといいます。
スポーツ選手としては高齢ながらスター選手という立場で、リングに立ち続ける毎日…。
慣れない社長という立場で、経営や資金繰りに追われる毎日…。
そんな中で充分なトレーニングが出来ずに、過激な技を受け続けなくてはならなかったことが、
徐々に体にダメージを与えていってしまったようです。
「経営者」と「プレーヤー」
NOAHに限らず、ある程度の規模の会社になってくると、この二足のワラジを履くのには限界があるのではないかと考えさせられます。
「経営者」になるには現場を任せられる新たなプレーヤーを徐々に育てていくことも大事なのかと思います。
この一件で、三沢社長の意思を継ぐということでたくさんのレスラーがコメントしている報道を目にしました。
その情熱から、三沢社長が育てた、三沢社長を目標にしてきた選手が頼もしく育ってきているのだということを強く感じます。
三沢社長の本当の偉大さを知るのはこれからかもしれませんが、人々に元気と夢を与えるNOAHの今後を応援していきたいと思います。
神庭