世界で活躍されているズービン・メータさんが来日されて
４月１０日にチャリティコンサートを指揮されました。

 

ズービン・メータさんはインド出身の指揮者ですが
ウィーンフィルやイスラエルフィルの常任指揮者をされていた世界でも名だたる巨匠です。

日本でも読売日響を指揮したり活躍をされていますが

今回の大震災の折はたまたま来日されていて
この未曽有の災害を目の当たりにされて大変ショックを受けたとのことです。

 

帰国命令で急きょ帰国しなければいけなくなったことを大変残念に思われて
再来日され、チャリティコンサートを指揮することになりました。

 

開演に先立ち
コメントがあり

 

演奏会を始める前に震災により命を落とされた方、
そして未だに苦しんでいるたくさんの方々に祈りをささげたいと
思いますのでご起立を願いますとおっしゃって会場全体で
黙とうを捧げられたそうです。

 

さらに追悼としてバッハの「Ｇ線上のアリア」を演奏しますが、
被災者の方々への配慮として演奏後の拍手はお控えください。

と言われて演奏を始められたとのこと

 

その後ベートーベンの第９交響曲を指揮されましたが
演奏後は会場がスタンディングオーベーションで終了したとの報道がありました。

 

私はそのコンサートが開催されることを知って是非行きたいと思っていましたが
チケットが入手できなくて残念な思いをしていました。

 

日本でスタンディングオーベーションがあるコンサートは
ほとんどない事ですので、きっと素晴らしく心に響く演奏が行われたことは
想像ができます。

 

世界中の人がいろいろな思いでこの震災を受け止めています。

 

日本から慌てて出国していく人
ボランティアとして来日してくださる人
災害派遣で救助に来日してくださる人
そして少しでも心の支えになりたくて来日される人

 

私はズービン・メータさんの大ファンになりました。
是非今度
演奏を聴きにいきたいと思います。

きっと心を打つ演奏が聴けるはずですので・・・。

 

山口会計　土井