“夢と魔法の王国”東京ディズニーシー
2009-09-14
昨日、末娘と“夢と魔法の王国”東京ディズニーシーに行ってきました。
9時開園の20分前に着くと既に長蛇の列、パークに入るまで25分程掛かりました。
世界的不況なのにここだけは違う、儲かっているなと思いました。
帰宅後、東京ディズニーリゾートについて現在はどうなっているか気になり
2009年3月期のIR「投資家向け広報」を調べてみました。
客単価 9,700円/人
入場者数 75,000人/日
売上高 727百万円/日
経常利益 388億円/年
儲かって、儲かってしょうがないという数字が羅列されます。
当然現金預金もざくざく溜まっていると思いきや
お金の流れをみると
営業キャッシュフロー 78,122百万円
投資キャッシュフロー 5,751百万円
フリーキャッシュフロー 83,873百万円
財務キャッシュフロー ▲130,859百万円
現金預金増減額 ▲46,986百万円
フリーキャッシュフローは約838億ですが社債償還1,000億を含め1,300
億もの返済をし、現金預金が469億減ったことになります。
投資キャッシュフローは当期は増えたものの以前5期連続平均500億弱の
マイナスでした。
要するに“勘定合って銭足らず”の典型例です。
しかし、逆に1,300億返済できるから凄いとも言えます。
女性比率70%、大人比率70%が支えるリピーター来園し続ける構図が崩れるとこの
資金繰りは成り立たない冒険の経営!?
昨日は30度近い暑い日でしたが、ミッキーが(ぬいぐるみをかぶって)50mも並ぶゲスト
と記念写真を撮り続けている姿こそ“冒険の王国”東京ディズニーリゾート なんて言うのは
前夜、寝言で“小さな世界”を歌った末娘にはいえません。
末娘にとってはやはり“夢と魔法の王国”東京ディズニーリゾートなのです。