安全な水を世界へ
2014-09-29
安全な水を世界へ
フィリピン・マニラの首都圏人口約1,200万人、経済成長率7.2%
中心部から車で1時間のパタヤス地区は飲料水に
困っていて、水道が通っているが、収入の多い中流家庭は
水道水を利用しているが、貧しい家庭は中流家庭の水道水から
ボトル1本約7円で購入し30～40人の人が利用している。
水道はマニラ中心部から来ているが、パタヤスの水道は水道管や
給水タンクの状態が悪いので水の質が悪くなる。
水道水にも問題があり、子どもが腹をこわしたり、衛生上問題がある。
山梨県甲府市の社員13人の会社が,砂をサンドイッチ方式にした
濾過装置で不純物を除き、安全な水を届ける。
バングラディシュの街から20Ｋｍ離れたダヤランプル村。
水道が通っていないので、飲み水は井戸水なのだが、
バングラディシュの地層にはヒ素が混入しているので、
2,000万人以上の人が基準値を超える水道水を利用している。
水がたくさんあるのに飲み水に困っている。
元東京都の職員の方が60才を過ぎてから2,010年現地で会社を立ち上げる。
雨水を1KL貯蔵する雨水タンクを作り、現地の1ヶ月の平均月収で
購入できる価格で販売し、1,200基以上売れている。
雨水は不純物が少なく、飲み水に適している。
村から村へ、徐々に広まりつつある。
これまで、病院では池の水を使っていたのだが、
JICKとと協力して病院に50ｔ貯蔵タンクを3基作る。
日本でも、
東京ドーム、都庁、スカイツリー、国技館には雨水タンクが設置されていて
主に水洗トイレに使われている。
スカイツリーには2,635ｔの水槽があり、地下に貯蔵タンクがある。
足元にある太陽光パネルが40°を超えると発電効率が悪くなるので、
冷却や汚れを洗浄するように利用している。
2,012年 60兆円の水市場があり、 2,025年 110兆円に増加する。
東南アジアの需要が増えてくる。新興国のマーケット、アジアだけで30兆円
現在安全な水を利用できない人 → 7億8千万人
家の中にトイレがない → 25億人
水のビジネスチャンスがある。
山口会計 北村
