山岳遭難の本
2015-02-26
せめてもと思い、ちょこっと本を読みました。
「ドキュメント 生還 山岳遭難からの救出」
羽根田 治著
8つの短編集で実際の山での遭難の事が書かれているの
ですが、生死を分けたものが何だったのか?
が書かれています。
自分はこういうドキュメントがとても興味があり
ナショナルジオグラフィックチャンネルの「メーデー」という
飛行機事故の検証に関わるCSの番組等も昔からよく見て
います。
登場人物を自分に置き換えて自分ならどうするだろうか
という事を妄想しながら番組や本を読んでいます。
この本は場所も季節も厳冬期の北アルプスから近郊の低山まで
全てが異なる状況で、ある者は17日間山に閉じ込められながら
いかに生還できたのか?が書かれています。
とても面白いので是非読んでいただければと思います。
その中でも自分が一番気になった文章が、「自分という存在が
いかに国、地方公共団体、家族、友人等に守られているか」
という事です。(反対の意見もあると思いますが)とにかくここに
出てくる登場人物はそのように感じたと言っています。
ほとんどの人が経験する事のないような事をを本で読めるという
のはとても貴重な事だと思いました。
山口会計 清水
amazonより