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新徴組

2013-02-03

  NHK大河ドラマ『八重の桜』も安政の大獄が始まり、一触即発、混迷の時代へと
向かって新選組が登場します。
 
 インターネットで見つけた『日記から見た幕末の日野-佐藤彦五郎と新選組-』
日野市立新選組のふるさと歴史館へ見に行きました。
 
 上佐藤家と交代で日野本郷の名主兼日野宿問屋を努めた下佐藤家の佐藤彦五郎は
土方歳三の姉のとくと結婚、新選組を物心共に応援しました。
 自宅でもあった日野宿本陣に天然理心流の道場を開き、そこには近藤勇や沖田総司、
山南敬助らが訪れ、日野出身の土方歳三、井上源三郎なども集い、宿内の神社や寺の
境内で稽古をしていました。
やがて彼らが上洛して新選組として活動するようになった後も支援を続けた人でした。
 
 42点にも及ぶ展示品の中で印象に残ったのは豪華な金箔で絵が描かれた漆の
松竹梅重箱、重ね盃や吸物椀でした。豊富な財力と権力持っていた人だと思いました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 展示コーナーの一角に、タイトルの『新徴組』コーナーがあり、1863年庄内藩士
清河八郎に率いられて上洛した浪士組は、直ちに帰東を命じられ、京に残った浪士たちは
『新選組』となり、江戸に戻った浪士たちは『新徴組』になりました。
 
 新選組が会津藩のもと京都を活躍の場としたのに対し、『新徴組』は江戸で庄内藩の
下級武士として治安維持活動にあたった剣客集団でした。
 
 多摩出身の馬場兵助・沖田林太郎は『新徴組』隊士として庄内藩士になりましたが、
その後、明治3年に2人は日野に戻りました。
現日野市長の馬場弘融氏は馬場兵助のひ孫にあたる人物です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 閉館時間も迫っていたこともあり、細かく見たり、ボランティアガイドの方の説明もゆっくり
聞けなかったですが、幕末から明治の煮えたぎるような熱さをちょっと感じた時間でした。
 
山口会計 長島
 
 
 

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