日本のリサイクル技術
2014-05-30
ゴミから油、日本のリサイクル技術
ゴミが増えすぎて処理場の建設が間に合わない。
世界中のゴミが増えすぎて処理が間に合っていない現況。
世界のゴミは、2,000年 81億トン 2,010年 105億トン
10年で20億トン増えている。
日本では2,000年がゴミのピークでゴミ処理問題に多くの企業が参加するが、
プラスチックゴミの50%を焼却するため、大企業は撤退して、
現在、2,001年創業の平塚にある従業員9人の会社が
プラスチックゴミを石油に戻す油化装置を開発し、
2,009年動画サイトに投稿すると、380万回を超えるアクセスが殺到し大反響になる。
プラスチックゴミを装置に入れ、420度以上に熱すると溶けて液体が→気体になり
水で冷やして混合油になる。精製して、軽油、ガソリン、灯油、重油として利用する。
プラスチック1㎏ → 油 1リットルになる。
市場規模が500億円以上でないと、大企業は採算ベースにのらないので参入しない。
中小企業は、1億、2億、10億でも採算が合う。
必要とされているのは、小さな町や島のニーズにどう対応していくか、
卓上の油化装置 処理能力は 1日処理量1トンのプラスチック 約4,000万円。
構造が簡単で、特殊な部品を使っていない。車の修理工場程度の技術があればメンテナンスは問題ない。
ゴミから燃料を作る。都市油田。( 大きなゴミが油田に変わる。)
生ゴミ、紙ゴミをバイオエタノールに変える技術もある。
生ゴミ、紙ゴミ 1トン → バイオエタノール 60リットル
(現在、京都市が開発して稼働中)
インドネシアでは、ゴミ銀行があり、
古紙 1㎏ 10円 プラスチック 1㎏ 3円 で買い取り
通帳に記帳され、月1回引き出せるので、ゴミのリサイクルになっている。
ゴミが成長戦略に・・・・・
世界中のゴミ問題は日本の中小企業が活躍できる場所。
国や地方自治体が、外国の地方自治体と連携して、ゴミを減らす試みをしている。
成長戦略や、経済問題というと、法人税を下げて外国の企業を呼ぶとなるが、
世界にニーズがあり、マーケットがあるのだから、
日本の技術を世界に持ち込んで活躍してもらう。
そこで、得た利益が日本に戻ってきたり、
関連する日本の産業が活性化する仕組みを作るべきだと思います。
山口会計 北村