年が明けてから早くも１ヶ月が経とうとしています。
私たち会計事務所業界にいると「いよいよ確定申告の時期が来た！」という感じがします。

さて、確定申告の時期とサラッと言いましたが、この確定申告、一体いつからいつまでかご存知でしょうか？

一般的には2月16日から3月15日までと思われていると思います。
確かにそうなのですが、それですと80点くらいの回答でしょうか？

確定申告には、①確定所得申告②確定損失申告③還付を受けるための申告の３種類があります。

①の確定所得申告と②の確定損失申告は期限が定められていて、2月16日から3月15日までとされています。
それに対して、③の還付を受けるための申告書は、「①の確定所得申告書を提出すべき場合及び②の確定損失申告書を提出できる場合を除いて提出することができる」と規定されているだけで、そこに期限は定められていません。
つまり、2月16日より前であろうが3月15日より後であろうが、要件さえ満たしていれば還付を受けるための申告をすることができるのです。（ただし、時効があるのであまり期間が経ちすぎると還付を受けられないことがあるので注意が必要です）

では、還付を受けるための申告とは、どのような場合が該当するのでしょうか？

例えば、給与所得しかないサラリーマンの方が医療費控除や住宅ローン控除（年末調整で受けている場合を除きます）を受ける場合や、確定申告の必要がないのに予定納税をしている場合などが該当します。

2月16日を過ぎると、だんだん税務署も混みだしていきます。
早く申告すれば還付も早いです。
還付を受けるための申告をする方は、「善は急げ」で2月16日より前に行うことをオススメします！

神庭