若者よ! 扶養について考えてみました。
2010-04-06
ここ数日仕事が舞い込んできて困っているとのこと。
(学生のうちに仕事が来るなんて羨ましい限りです。)
学生の本分である勉強をするべきだが、ご縁でいただいた仕事もしたい
というのが目下の悩みとのこと。
彼の最も問題としているのが、仕事を受けると親の扶養の範囲の103万円の収入金額を超え、
所得税と健康保険料を払わなければならないことだそうです。
大幅に103万円を超えるのであれば利益が出るのでしょうが、103万円を少
し超えるくらいあれば、
本業の勉強を疎かにして、税金を払うことになってしまうのではツライ。と考えているようです。
そういうわけで、どれくらい税金等を支払うことになるか以下の条件で考えてみました。
●本人 男性 28歳とする。
●八王子市在住
●控除対象になる保険などは入っていない。
●国民年金は全額納付181,200円とする。
●収入は給与(バイト等)
↓↓↓↓↓↓↓↓
結果、、、
■所得税+住民税+健康保険料額(概算です。)
収入金額が120万円の場合 税額47,060円 ←120万円の約4%
収入金額が150万円の場合 税額107,360円 ←150万円の約7%
収入金額が180万円の場合 税額168,260円 ←180万円の約9%
収入金額が200万円の場合 税額208,860円 ←200万円の約10%
収入金額が300万円の場合 税額411,860円 ←300万円の約13%
収入金額が400万円の場合 税額656,760円 ←400万円の約16%
考え方はいろいろですが、こんなかんじなんです。
恐れずにどんどん仕事をしていただいて、日本を若者から元気にしてもらいたいなーと思いました。
山口会計 岡本
参考資料 以下内訳です。
■平成21年度分の所得税計算
※所得税控除合計 給与所得控除65万円+基礎控除38万円+国民年金18.12万
円=121.12万円
収入金額が120万円の場合 税額ゼロ
収入金額が150万円の場合 税額14,400円
収入金額が180万円の場合 税額29,400円
収入金額が200万円の場合 税額39,400円
収入金額が300万円の場合 税額89,400円
収入金額が400万円の場合 税額181,300円
■平成22年度分の住民税計算
※住民税控除合計 給与所得控除65万円+基礎控除33万円+国民年金18,12万
円=116.12万円
収入金額が120万円の場合 税額7,800円
収入金額が150万円の場合 税額37,800円
収入金額が180万円の場合 税額70,800円
収入金額が200万円の場合 税額90,800円
収入金額が300万円の場合 税額187,800円
収入金額が400万円の場合 税額287,800円
■八王子市の健康保険料 (平成21年度分で試算)
収入金額が120万円の場合 税額39,260円
収入金額が150万円の場合 税額55,160円
収入金額が180万円の場合 税額71,060円
収入金額が200万円の場合 税額81,660円
収入金額が300万円の場合 税額134,660円
収入金額が400万円の場合 税額187,660円