裸でも生きる
2008-12-27
そんなにたくさん本を読むわけではない自分ですが、2008年読んだ本の中で一番心に残っている本があるのでご紹介します。
という本です。
アジア最貧国と言われているバングラデシュという地で出会った特産のジュートという素材。このジュートを使って、フェアトレードではなく先進国の人たちが心からかわいい!欲しい!と思うようなバッグを作る。そしてバングラデシュの人たちが施しではなく自立した経済活動をできるようにしたい、誇りとプライドを持って仕事をしてもらいたい!という夢を追って起業した山口絵理子さんという方の生い立ちを綴った本です。
同じくらいの年代で、しかも近所の高校に通っていたこともあって、勝手に親しみを持ちながら読みました。
彼女には「バングラデシュに希望の光を灯す」という強烈なミッションがあり、それに向かう行動力とパワーは本当にスゴイです。
そして、裏切りなどを経験しながらも、彼女の思いにたくさんの人たちが共感してドンドン大きな力になっていっているようでした。
リーダーシップというのはこういうものなのかなぁとも思いました。
とにかく「背中を押してくれる」ではなく「自分で走りたくなる」ような本なので、何か壁にぶつかって立ち止まりたくなったようなときにはオススメの一冊です。
神庭