観劇
2024-12-09
山口会計 観劇大好き田原です。
通常、土日に舞台をはしごして見に行ってしまうこともあるくらい、
劇場で芝居を観るのが好きなのですが、
7月にコロナに罹患してしまい、なかなか体調が戻らず
人ごみに出ていく気になりませんでした。
やっと本調子に戻ったかなと思えるようになったのが、なんと10月に入った頃でした。
ほかの社員が社員旅行についてのブログを書かせていただいておりましたが、
社員みんなで見た「ライオンキング」から、今まで我慢していた気持ちが噴き出てしまい
10月から11月にかけて数本のお芝居を拝見しました。そこでちょっとご紹介。
まずは「昭和歌謡短編集その4」という作品です。
家族のお話、会社のハラスメントのお話、
ちょっと訳あり物件に住んでいる人のお話が、
うまい事交差して、しかも昭和歌謡の替え歌が、
うまい事練りこまれている
テンポのいいお話でした。
どの曲も「あ!これ知ってる❤」と思えるのですが、
メロディーも、歌詞もうまく替えられていてぎりぎり盗作にはならない感じがまたいい!
そしてハラハラしてみていると、「実はそんなことないんだよ」と、ほっとさせられるようなお話でした。
下北沢の小劇場が、とても大きく感じました。
次は、草月ホールという大きなホールです。
「武士の献立」という題名通り時代劇。
二階建ての舞台を、3階席から拝見したので、
舞台の奥の方まで見れて、なんか得した気分になりました。
「味噌版」「醤油版」と2チームに分かれていたのですが、
私が拝見したのは、味噌版の方でした。
ナレーションは名高達男さんで主人公の男性の心の声で、お話が進みます。
お殿様の「料理番」のお話なので、料理にちなんだ香りが劇場いっぱいに流れるような演出もされていて
臨場感もありました。
醤油版の方は、ナレーションは池上季実子さんでこちらはヒロインの心の声という設定。
後から、確認したところ、演出も「味噌版」「醤油版」で違っていたということで、
「醤油版」の方も見たかったなと思いました。
3つ目は、「死神からの贈り物」という作品で
築地本願寺にあるブディストホールという劇場です。
こちらは、ある男性の死の間際に死神がやってきて、
「死ぬ前に思い残すことがあればやらせてあげる」といわれ
昔に戻り、若いころに分かれた彼女に
当時伝えられなかった気持ちを伝えるというもの。
これだけだと簡単なんですが、死の間際の親族たちのいざこざなんかも描かれていて
「他人事じゃないなあ💦」と苦笑いしてしまいました。
最後には、実は死神が取り付くはずの人は別の人で
本当に取りつくはずの若い女の人が、若いころに分かれた彼女の孫だった…なんてありえない話。
間違いとわかっても、その男の人はそのまま身代わりになって死んでいきます。
ちょっと切ない、ほっこりとする話でした。
11月最後に拝見したのは、
劇団ワンツーワークス、「線引き」という作品です。
奇しくも、こちらも葬儀中の話。
簡単に説明すると、死んだ父親が、あの世に行く前に
もめている親族たちを納得させて丸く収めて成仏するというお話。
でも、そんなに単純な話ではなく、そこにたどり着くまでのすったもんだが
テンポもあってのめりこんで見入ってしまう劇団です。
出演している役者さんは、熟年の役者さんが多くて
見ていて、安心します。そのくせ、動きはきびきびしてて、テレビの中の映像のように
パッ!パッ!とシーンが展開していく、私一推しの劇団です。
12月に入り、これから確定申告にも突入していきます。
またしばらく、観劇は我慢、我慢!