財務・会計のレシピ
2009-08-07
「財務・会計のレシピ」という本を読みました。
会社を経営したり仕事をしていく中では、さまざまな場面で常に意思決定をしていかなくてはなりません。
そんなときに、できるビジネスパーソンは、「カン」に頼るだけではなく「数字」という根拠をもって意思決定をしているとのことです。
そのために覚えておきたいノウハウをまとめたのが本書とのこと…。
まず最初のほうで、財務諸表の読み方を「1から説明」してあるのですが、その説明の仕方がとても分かりやすい!と思いました。
家計にあてはめて会社の財務諸表を説明していて(売上→給与、経費→生活費、固定資産→車、固定負債→ローンといった具合…)、しかもポイントを押さえているのでシンプル。
財務分析にも話が繋がっていくため財務諸表の構造の理解に重点をおいて説明がされているので、
応用力も身に付けられます!
財務諸表の読み方をお客様にご説明するときの参考になるようにと、何冊かこの手の本を読んだのですが、今のところ個人的にはこの本が一番分かりやすかったです。
ただ、本を読み進めていくと、原価計算の話とかがでてきます。
このあたりになると内容がかなり難解…。
気軽に読み物感覚ではなかなか理解できません。
しかも原価計算は基本的に製造業の単一製品を大量生産する場合に用いられる手法なので、
この考え方を大量生産ではない会社にどう活かしていくかというのが本当に難しいところだと感じました。
いずれにしろ、この一冊をマスターすると「かなり数字に強いビジネスマンになれる」という一冊でした。
神庭