食品偽装で揺れる老舗ホテル
2014-01-27
食品偽装で揺れる老舗ホテル
あるグランドホテルで、2,013年11月16日にレストランや宴会などで25の
食品表示偽装が発覚。中華レストランでは、単品で鮑のクリーム煮 5,000円は
本物ですが、1人 7,000円の食べ放題メニューには鮑ではなく、アカニシ貝
を、使用していた。鮑は 100g 1,200円、アカニシ貝は 100g 250円で
まったく、別物。(煮込んでしまえば・・・・・・・・・・・)
冷凍果実飲料をフレッシュジュース 1杯 800円で販売。
宴会メニューのフカヒレとカニ肉のスープには、本物のフカヒレに
人工のフカヒレを混ぜていた。
バナメイエビを芝エビと表記するのは、業界の慣習だったのです。
いつから、偽装が始まったのか調べた内部資料によると、
アカニシ貝 → 鮑 時期不明~25年11月1日
人工フカヒレ → フカヒレ 時期不明~25年11月1日
冷凍ジュース → フレッシュジュース 18年12月1日~25年11月1日
偽装表示はかなり前から行われていました。
偽装表示はかなり前から行われていました。
前任者がやっていたことを、そのままにしてしまい、
以前からの慣習をそのままにしてしまった。
社員に聞き取り調査した結果。
過去の慣習を見直す 117件。 情報共有 77件。 行き過ぎた利益追求 38件
購買用係のスタッフに関しては食材がメニューにどのように
転用されていたのか認識できていなかった。
知らされていなかったというのが、大きな問題の一つ。
そこで、メニュー作成時に レストランの接客担当者と料理長との間で
チェック体制をとるように決めたそうです。
料理長(発注) → 仕入担当者 → 業者
①料理長が発注時にチェックシートに記入
②仕入担当者は業者に産地証明書を発行してもらう。
③料理長が産地証明書の確認をする。
④複数の部署で、チェックシートと産地証明書を確認する。
山口会計 北村