1×2×3＝6に勝機あり
              ヒット商品を生み出す日本の農業

 

   生産者が直接販売する農産物が道の駅や農協直販所で最近見かけますが。

    ①生産　②加工　③販売する。

    生産だけですと、価格が市場価格に左右され安定しない農業。

    生産だけでなく、加工をして、販売まで行っている北海道の酪農家の方の

    お話しです。（ご存じの方もいらしゃるかもしれませんが・・・・・）

 

    朝5時30分に35頭の搾乳から1日がはじまります。

    海に近く霧が発生し、海のミネラルたっぷりの牧草を食べた牛から

    おいしいミルクをいただきます。（搾乳作業は奥さんと長男の3人）

    牛乳は瓶詰めして、1本900ｍｌ 840円で販売しています。

    10時になりますと、街道沿いにランチとスイーツのお店があり、

    シェフになります。そこのチーズケーキが口コミで全国に広がり

    デパ地下でも販売するほどの人気商品になっています。

    お店にはスイーツの工房があり、常に新製品を考えています。

    新製品は10戦9敗だといっていました。

 

    スイーツの工房には、7人の若者がいて地元の雇用にも貢献しています。

    総額2億円の売上のなかで、スイーツの売上が1億6千万円になるそうです。

    しかも、国内にとどまらずに海外進出しているそうで、

    タイでフランチャイズを展開していて、現地の方に日本と同じ味をだすため

    レシピを送り、社長自身で現地指導をしていました。

    まさに1×2×3＝6です。　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　山口会計　北村