J-SaaS
2009-07-29
経済産業省では、中小企業がIT活用促進によって経営力や生産性を向上させるためにJ-SaaSという施策を進めています。
例えば経理ソフトとか給与ソフトとかを「買う」のではなく、インターネットの向こう側にあるさまざまな提供サービスの中から必要なものだけを「借りる」というイメージのようです。
https://www.ec.j-saas.jp/service/introduction/index.html
インターネットを通して、社外にあるサーバーにアクセスすることによってシステムを利用するので、自前でサーバーを用意することなく、インターネットへの接続環境があればいつでもどこででも使えるというメリットがあるようです。
ただ、中小企業において経理ソフトや給与ソフトというのは、特定の人が会社の自分の机のパソコンで使えれば用が足りてしまうことが多いので、そのようなメリットをあまり享受できないような気もします。
また、料金も会計ソフトで月額3,000円~5,000円前後するようで、年換算すれば今までの「購入」という選択肢に比べても決して割安という訳ではないのではとも思います。
今後、もう少し顧客管理などスタンドアロン環境で使用するには心もとないシステムが充実してくるとJ-SaaSはもっと魅力的なものになるのではないでしょうか?
googleなどではこういったクラウドコンピューティングを無料で提供したりしています。
今後はもう少し利用料金も下がってくるのではないでしょうか?
いずれにしろ近いうちに、会計ソフトでもクラウドコンピューティングが当たり前になる時代が来るのは間違いないのではないかと感じます。
神庭