スタッフブログ

総勢15名!税務・会計の専門家たちが、業界の最新情報や所員の日常について綴っていきます

krosawa

2009-11-15

我が家の誕生日が3人11月に重なっているのです(父母弟)
そんなわけで内輪の誕生日パーティに出かけました。

場所は築地。父のおすすめで「kurosawa」という鉄板焼屋さんです。
一本路地を入っていくと戦前の古民家風情のおうちがあり、そこがお店です。

今、「飲食店完全バイブル」という飲食店の経営戦略の本をよんでいるのですが、
その本によると

飲食店の売り込みの切り口には大きく言うとふたつの訴え方があります
1.理性的(産地がどこだとか、お店の雰囲気とか)
2.本能的(おいしそうにみせるとか)
 
話は「kurosawa」に戻るのですが、

この店は
映画監督の黒澤明さんの息子さんの経営している店であり、
かつ
古民家である

というふたつの理性的訴えを成功させています。
(素材もなんとか産のというのは必ず言われました。)

また、
鉄板焼きさんは本能に訴えかけるが本職です。
目の前で肉を焼くという作業。
耳と鼻と味覚から本能に訴えかけてきます。
おもわずくらっとしてしまいました。

また、ひとつのテーブルにコックさんがひとり付くので
接客としても強いです。

理性と本能の両方を高い位置でカバーしているので
繁盛しているのが「そうだよねー」と納得してしまいました。

鉄板焼きは食事代が高いので、ここまでしないと、
お客様の満足(高いお金を払ってその価値があると認めることができる)
を得られないのかなあ。

なんて考えて食べていました。

いい勉強になりましたー。

小難しいことを書きましたが肉美味しかったです。
また行くのは絶対自腹じゃ嫌ですけど、行きたいです。

余談ですが、同じ高級料理のお寿司屋さんに比べて、鉄板焼きやさんは世の中に少ないように感じます。理性と本能をうまく刺激できる業態ののような気がするのですが、なぜ少ないのでしょうか-?
人件費でしょうか。

岡本

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