WBC連覇!侍JAPANに思う
2009-03-31
暗いニュースばかりのこのご時勢、先週の『侍JAPAN・WBC連覇』に感動と勇気をもらった方も多かったのではないでしょうか?
yahooニュースに掲載されていた「草食系リーダー」とも表現された原監督のAERAの記事がなかなか興味深かったのでご紹介します↓
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090330-00000001-aera-spo
この記事にある原監督と対照的だと感じたのは、アメリカのジョンソン監督。
優勝候補の筆頭に挙げられたこの野球大国は予選でも苦戦、なんとか進んだ決勝トーナメントでは侍ジャパンに惨敗を喫しました。
その敗戦の弁として「シーズン開幕前という時期や、所属球団からの制約、ケガした時の保険の問題等でベストメンバーが揃わなかった」ということを挙げていました。
ハッキリ言って程度の差こそあれベストメンバーが揃わなかったのは日本だって韓国だって同じこと。
監督の仕事とは与えられた環境の中で、工夫していかに良い結果を出すかだと思います。
いい選手がいるチームが強いのではなく、勝ったチームが強いのです。
原監督は、自分を押し殺してチームに「優勝」という一つの目標(方向性)を示すことに徹し、その目標にたどり着くための手段は選手を信頼し自主性に任せることで最大限の力を発揮させました。
このことは野球に限らず、日常でも人を統率する立場にある場合には非常に参考になるのではと思いました。
トップに立って会社の方向性を示す社長さんや部下を持つ上司の方…特に中小企業では資力や人材に余裕はなく、今ある環境の中で生き残っていかなくてはならないケースも多いかと思います。
もちろんリーダーシップ像の正解は一つというわけはないですが、『会社の方向性とも言うべき「経営理念」や「ビジョン」を明確に示し共有して、そこに向かう社員や部下の自主性を存分に発揮できる環境づくりに徹する』というこんな原監督的リーダーシップも、数あるリーダーシップ像の一つとして参考にする価値があるものだと感じました。
神庭